NEWS

  • 地域

原材料価格高騰で増収減益 ダイショー    通期予想は下方修正


 大手調味料メーカー株式会社ダイショー(福岡市東区松田1丁目、松本洋助社長)の08年9月期中間決算は、売上高が67億2200万円で前年同期比4%増、経常利益が8500万円で同58・6%減の増収減益となった。
 生鮮3部門で展開する汎用性調味料「ぱぱっと逸品」シリーズが好調に推移するなど、主力商品を中心とした販売強化、および新商品投入効果で3期ぶりに増収。しかし利益面では、原価や販管費をはじめとする諸経費の削減効果に努めたものの、原材料価格の高騰に伴うコスト上昇分をカバーするには至らず、営業利益は8700万円で同59・5%減、純利益は4900万円で同34・6%減となった。
 今後も原材料価格の高騰や、食品の安心・安全に関する社会的関心の高まりなど、食品業界における厳しい環境が継続すると予想されるため、通期予想は、売上高が145億7000万円で当初予想の1・2%減(前期比2・2%増)、経常利益が5億3000万円で同19・7%減(同22%減)、純利益が2億6500万円で同16・1%減(同18%減)へとそれぞれ下方修正した。