NEWS

  • 地域

博多織専門校に5期生11人が入学  博多織デベロップメントカレッジ    卒業は4人


 博多織職人の養成専門学校の博多織デベロップメントカレッジ(福岡市博多駅南、小川規三郎学長)は、2月14日、第3期生の卒業式と第5期生の入学式を開催した。
 5期生として入学したのは11人(女性10人、男性1人)。今後2年間の教育期間で、「博多織手織技能修士」の資格取得を目指す。また、同日卒業した3期生は4人ですべて女性。卒業後の進路は、織物メーカーなどへの就職や専攻科進学する。式には吉田宏福岡市長、橘高公久九州経済産業局長、人間国宝の酒井田柿右衛門氏などが参加し、来賓はそれぞれ祝辞を述べた。
 入学生代表の森本美生さんは「長年の勤務先を辞めた人や本州から転居して入学した人など、それぞれ強い決意を持って入学を決めた。博多織の伝統を引き継ぐ人材となれるよう精進したい」と決意表明で語った。同校は05年開校。運営母体は地場政財界で組織するNPO法人・博多織技能開発養成学校で、学長の博多織職人で人間国宝の小川規三郎氏。