博多区綱場町のオフィスビルを取得　福岡リート投資法人

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週刊経済2023年9月12日発行号

取得額は１４１億円

福岡・九州に特化した福岡リート投資法人（福岡市博多区住吉１丁目、古池善司執行役員）は９月１日、同区綱場町のオフィスビル「博多ＦＤビジネスセンター」を１４１億円で取得した。同ビルはスポンサーである福岡地所㈱が建設し今年２月に完成した物件。
場所は通称明治通り沿いの福岡東京海上日動ビル隣。敷地面積は約２２００㎡、建物は１２階建て延べ床面積約２万６００㎡。最大約１５７０㎡（４７５坪）の大型区画があり、性能面では、変電所事故にも対応可能な「異変電所２回線受電」を採用し、さらに予備電源の停電時は非常用発電機による電源供給もできるＢＣＰ設備を備えている。また、ストリーマ除菌ユニット設置や機械換気と自然換気の併用により法定換気量の約１・７５倍を確保した感染症対策も施している。同社では「天神や博多に次ぐビジネスエリアである呉服町エリアで大型区画を持つ、希少性の高いオフィスビル。将来にわたり安定した収益を確保しうるポートフォリオとして期待を寄せている」という。