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博多区上呉服町にうどん店オープン  安川商店   本社跡地で新規事業


 小麦粉や砂糖などの卸売・株式会社安川商店(福岡市博多区御供所町、安川昭平社長)は、5月29日、同区上呉服町に新規事業のうどん店「中世博多うどん やす川」を初出店した。
 同社は本社を同区上呉服町においていたが、2月に同区御供所町の倉庫と工場内に移転。その跡地に、新規事業として出店したもの。取引先の平和フーズ工業有限会社(福岡市博多区竹下1丁目、土屋輝男社長)が経営する「中世博多うどん 春月庵」で店舗運営を研修し、「中世博多うどん」の名前を借りる形式で出店に至った。場所は、大博通り沿いの博多三井ビル北東。店舗面積は66平方m、客席数は24席で、テーブル席とカウンター席で構成する。メニューはかけうどん(450円)とざるうどん(550円)、かけそば(550円)とざるそば(650円)で、別料金で10種類のトッピングを準備している。また3玉までは、同料金で追加できるのが特徴。そのほか、いなりとおにぎりも単品メニューで提供する。営業時間は午前11時から午後4時までで、定休日は日曜日と祝日。ターゲットは近隣の会社員、地元の住民で、月間の売上目標は300万円。従業員は5人で、店長には安川社長の三女、安川博子さんが就任した。安川店長は福岡市博多区出身、1978年5月26日生まれの31歳、久留米大学法学部卒、趣味は映画鑑賞。安川社長は「本社移転で、事務所・倉庫・工場が併設し業務効率アップにつながった。うどん店では器にもこだわっており、小石原の高取焼を使用している。これから地元の人に愛されるお店を目指していきたい」と話している。
 同社は、1959年10月設立、資本金1000万円、従業員数6人。株式会社設立前は、合名会社「安川粉類商店」として運営していた。安川社長は、福岡市博多区出身、1942年6月12日生まれの66歳、福岡大学商学部卒、趣味はゴルフ、やまかさ。安川社長は7代目となる。