NEWS

  • 地域

南区的場1丁目にJA複合施設を建設中  福岡市農業協同組合    7月上旬に完成予定


 福岡市農業協同組合(福岡市中央区天神4丁目、倉光一雄組合長)は、同市南区的場1丁目にJA日佐(おさ)支店と直営の農産物直売所、アグリ事業センターの3施設で構成する複合施設を建設している。完成は今年7月上旬の予定。
 これはJA日佐支店事務所の老朽化に伴い、同支店を新築移転するとともに、同市南区日佐2丁目のアグリ事業所「東グリーンセンター」を同地に移転。さらに、農産物直売所「博多じょうもんさん日佐市場」(仮称)を開設し、地域農産物や関連商材の物流促進、販売強化、同施設の利用拡大を図るのが狙い。同組合取扱店舗で2店舗以上の複合施設は今回が初めて。直売所の開設は入部市場に次いで5店舗目。
 場所はJR博多南線高架沿い、西鉄ストア的場店西隣。敷地面積1903・07平方m、建築面積764・21平方m(3施設合計)、延べ床面積12百・2平方m(同)。JA日佐支店(事務所面積159・86平方m)には、主に事務所、応接室、相談コーナー、倉庫を設置し、東グリーンセンター(同54・94平方m)および博多じょうもんさん日佐市場(仮称:売り場面積187・14平方m)を併設する。開設後は福岡市内の農家が生産した野菜を中心に販売する計画。駐車台数は30台。同組合では「個々の施設の利点を一体化させることで、今後も農業従事者の生産意欲向上、地域活性化に力を入れていきたい」と話している。
 同組合は1962年10月に発足。出資金は42億円。職員数は612人(09年10月現在)、組合員数は2万6417人(同)。