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南区大楠に本社と和菓子工場を移転集約  博多いもっ子屋    3倍の広さに


 弁当や和菓子などの製造販売・有限会社博多いもっ子屋(福岡市中央区地行2丁目、松尾好幸社長)は、7月5日、同市南区大楠1丁目に本社・工場と同市早良区西新4丁目の和菓子工場を移転集約した。店舗も併設する。
 弁当や総菜を製造する本社工場と、和菓子工場を集約し、業務効率と生産性の向上を図った。場所は通称日赤通りの大楠小前交差点東側。賃貸物件で敷地面積は660平方m、建物は平屋建てで延べ床面積は620平方m。そのうち工場が554平方m、本社事務所が50平方m、店舗が20平方m。旧工場合計面積の約3倍の広さとなり、生産能力は1・5倍になる。工場の従業員数は延べ40人で、24時間年中無休で稼働する。工場内には同社の店舗を下関市でFC展開する有限会社ごもく亭(下関市上新地町1丁目)の豆腐製造・加工工場も設置。今後全店で加工食品の豆腐ドーナツやおからコロッケを販売する計画。また旧工場に併設していた本店・西新店と、城南区別府4丁目の弓の馬場店を閉店し、新本社工場に併設店舗をオープンする。店名は「博多いもっ子屋 本店」で、弁当や総菜、和菓子、豆腐などを販売する。営業時間は午前7時から午後8時で年中無休。年間売上目標は2400万円。松尾社長は「お客さまに喜んでいただけるよう、最高の商品・販売員・値段で勝負していきたい。また企業存続に重点を置き、社内の組織体制も充実させていく」と話している。
 同社は、2000年5月12日設立、資本金300万円、従業員数105人(パートアルバイト含む)。「博多いもっ子屋」を直営14店舗、FC3店舗展開する。松尾社長は筑後市出身、1945年4月16日生まれの64歳、九州産業大学卒、趣味はゴルフ。