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半導体需要減で今期2度目の下方修正  三井ハイテック    経常赤字は8億円拡大へ


 半導体部品製造の三井ハイテック株式会社(北九州市八幡西区小嶺、三井康誠社長)は12月15日、11年1月期連結決算の業績予想を下方修正した。
 同社は8月にも下方修正を発表しており、今期2回目。売上高は前回発表から6・6ポイント減の495億円、経常損益は同じく8億円赤字が拡大して9億円の経常赤字、当期純損益も同じく8億円の赤字拡大で18億円の最終赤字になると見ている。半導体市場に在庫調整の動きが見られ需要が低迷していることや、円高で輸出が振るわなかったことなどを修正の要因としている。
 同社は半導体需要の落ち込みなどで、08年ごろから業績が悪化。08年度から2期連続で経常赤字が続いている。今年4月に創業者一族の三井社長が就任し、自動車分野などへの受注拡大を図ったが、主力の半導体業界の低迷から業績を回復できずにいる。