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千早駅前の超高層マンション建設再開  大和ハウスと第一交通産業    総戸数約500戸


 大和ハウス工業株(大阪市北区梅田3丁目、村上健治社長)と第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、2月5日、福岡市東区千早駅前で中断していた超高層ツインタワーマンションの建設工事を再開した。
 同マンションは栄泉不動産株式会社、第一交通産業株式会社、大和システム株式会社の3社が共同開発事業として08年1月に着工して3割程度建設が進んでいたが、栄泉不動産が09年1月に民事再生法を申請したため工事を中断し、販売も中止していた。昨年11月には大和ハウス工業が3社から事業を承継し、今年1月に第一交通産業との共同事業とすることで合意した。譲渡額は明らかにしていない。場所はJR・西鉄千早駅の西口正面で、香椎副都心土地区画整備事業地内。9096平方mの敷地に、31階建て免震構造のタワーマンション2棟と8階建て1棟、地下1階地上8階建ての駐車場棟1棟を建設するもの。延べ床面積は約7万2900平方mで、タワーマンションの高さは110m。総戸数は約500戸。開発持分は、大和ハウスが75%で、第一交通が25%。名称は「ロイヤルアーク千早ザ・タワーズ」を改め、「プレスト千早タワー」(仮称)になる。2011年をめどに入居が可能になる見込みで、今夏までに販売を再開する計画。第一交通産業では「立地条件に恵まれていて、販売自体は好調に推移していたので、再開できて喜んでいる」と話している。なお、大和ハウスでは、05年に同事業地内で総戸数220戸のマンションを分譲している。