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北海道噴火湾産原卵使用の新商品  ふくや    創業者の生誕百年プロジェクトの一環


 辛子明太子メーカー・株式会社ふくや(福岡市博多区中洲2丁目、川原正孝社長)は11月1日、北海道の噴火湾産(※1)のスケトウダラの卵を使った新商品「百代の過客(はくたいのかかく)」を発売した。
 同社では来年、創業者である故川原俊夫氏の生誕百年を迎えることから、本店リニューアルや新商品開発などのプロジェクトを進めており、今回の「百代の過客」は6月に発売した「辛皇」に続いての第2弾。北海道でも希少な噴火湾産のスケトウダラの中でも、最も鮮度が良いとされる一泊物(※2)を選んで腹出しした原卵を使用しており、粒子が細かく、弾力があるのが特徴。価格は5250円(300g、税込)。直営店と通信販売で販売する。同社では「和風の出汁をきかせたタレに漬け込み、辛さの中にやさしさのある味わい」と話している。
※1北海道南西部にある湾で正式名称は内浦湾。周囲を火山に囲まれている様子から「噴火湾」と呼ばれ、津軽暖流系水と親潮系水が交換し、北海道で残されたスケトウダラの主要産卵場所となっている。
※2投網後24時間以内に水揚げした刺し網で漁獲したスケトウダラの俗称。