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北九州市内で妊産婦対象の送迎サービス   第一交通産業   研修を受けた乗務員が対応


 第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、8月1日に北九州市内で妊産婦を対象としたタクシー送迎サービスを始めた。
 厚生労働省が推進する「妊産婦にやさしい環境づくり」の中で、公共交通機関として妊婦・出産に関する安全性と快適さの確保を目指すもので、名称は「ママサポートタクシー」。利用者は専用の登録フォームに本人、家族の住所氏名、電話番号、かかりつけの病院などの必要項目を記入して事前にFAX登録。登録された電話番号からの着信に対し、悪天候、繁忙時でも優先配車する。病院や産院への道案内は不要で、24時間365日対応し、通常のタクシー料金で利用できる。また、このため助産婦から事前に研修を受けた86人の乗務員を配置。このうち3割の女性ドライバーを優先して配車する方針。車両にはステッカーを貼り、吸水マット、バスタオル、使い捨てビニール手袋を携帯し、緊急時にはバスタオルと防水シートを敷いて迎車する。定期健診、買い物、出産後にも利用できる。将来的には全国のグループ各社に広げていく方針で、同社では「もちろん、今までにも妊産婦の利用はあったが、専門知識を身に付けた乗務員や装備を揃えることで、より快適で安心して利用してもらうために始めた」と話している。