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前原市多久に新本社・工場着工  五洋食品産業    6億円かけ、来年1月末完成へ


 冷凍ケーキ製造業の五洋食品産業株式会社(福岡市博多区東那珂2丁目、舛田圭良)は、9月上旬、前原市多久に新本社工場を着工する。総工費約6億円、来年1月末の完成を目指す。
 場所は「九州大学学術研究都市推進機構」の企業誘致用地で、福岡前原道路「前原インター」西側。敷地面積は約5500平方m、平屋建て床面積約2100平方mで、生産能力は3・5倍となる。
 8月30日に挙行した安全祈願祭には、松本嶺男・前原市長はじめ関係者約60人が出席。舛田社長は「当初の計画から1年遅れの着工となった。昨今の経済情勢で資金調達が困難となり一時、前原への移転は白紙になりかけたが、関係各社様のおかげで、無事この日を迎えられたことに感謝している。ようやくスタートラインに立った気持ちで、高品質な商品開発に注力しスイーツストック(冷凍洋菓子)を国内だけでなく海外にも広げていく」とあいさつした。また、松本前原市長は「経済市場が低迷する中、前原市への本社移転は並々ならぬ決断であったのではないか。雇用創出、地域経済への活性化に協力して頂き非常に感謝している。迎えたからには、最大限の支援をしていきたい」と話している。