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前原市の舞台総合研究所が完成  福岡市民ホールサービス    総工費3億5000万円


 福岡市民会館の指定管理業者で、ホール管理・運営の株式会社福岡市民ホールサービス(福岡市中央区天神5丁目、川野康廣社長)が総工費3億5000万円をかけ前原市に建設していた舞台セットの保管や制作場所として使用される舞台総合研究所が、このほど完成した。
 場所は、クイーンヒルゴルフクラブそば、前原南産業団地内。敷地面積は4066平方m、建物は平屋建て(一部2階)で、延べ床面積は2579平方m。1階入り口付近には、地域住民との文化交流の場として、見学者向けに舞台についての展示スペースを設けている。また同社は、4月から前原市営の伊都文化会館(同市前原東2丁目)の指定管理業者も務めており、両施設を通して文化貢献活動を展開する計画だ。川野社長は「今後より良い舞台器材の制作ができるよう、研究所としての役割も果たしていく施設となる。また展示スペースなども設け、地元密着型の施設にしていきたい」と話している。
 同社は1963年設立、資本金1000万円、売上高は12億869万1000円、従業員数149人。