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分譲マンション管理の運営サービスシステム  プラネス    月額5250円から


 システムコンサルティングのプラネス株式会社(福岡市博多区御供所町、野村哲浩社長)は、11月16日、分譲マンションの管理組合を対象としたASP(ユーザーが必要とするアプリケーション機能をネットワークを通じて提供するもの)運営サービスシステム「e‐組合」を開始した。
 野村社長がマンション管理組合の理事長を務めた経験から、組合、入居者、管理会社3者間の情報共有・管理不足をシステム的に解決するため開発したもの。議事録や収支報告書などの管理書類を一元管理し、関係者間で情報を共有できるのが特徴。入居者はいつでも情報を確認でき、組合の理事会や管理会社は情報源となる書類の印刷・配布などの手間や費用を軽減できるなどのメリットがある。クレームや意見・要望など入居者が専用サイトから入力した内容は、組合と管理会社に同時に送信され、その対応状況や完了報告などは管理会社から入居者と組合の双方に送信される仕組み。対応忘れを防止するための自動警告機能も備わっている。契約は組合単位で価格は100戸まで月額5250円(税込)。以降100戸単位で5250円ずつ加算される。最長3カ月の無料試用期間も設定。福岡を中心に半年で10件、3年後までに100件の契約を目標にしている。来年1月からは携帯電話にも対応予定。野村社長は「地場の管理会社と組んで浸透させていきたい」と話している。
 同社は1996年2月設立。資本金2000万円。従業員数21人。09年1月期売上高は1億5000万円。野村社長は宗像市出身。1968年2月4日生まれの41歳。香椎工業高校卒。趣味は野球。