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共同輸送を目的に「九州花き輸送協議会」設立  九州大田花き    10月1日から試験輸送スタート


 花き卸の株式会社九州大田花き(福岡市博多区立花寺1丁目、吉武利秀社長)は8月、JAやつしろ北部花き部会(熊本県八代市古城町、小山芳春部会長)などと合同で「九州花き輸送協議会」を同社内に設立した。また、三和陸運株式会社(福岡市博多区立花寺1丁目、井上秀己社長)と花きの輸送契約を締結し、10月1日から花きの共同輸送を試験的にスタートする。
 これは協議会を設立することで輸送の効率化や合理化を図り、九州各地の生産状況を把握、情報の共有を図るのが目的。参加したのはほかに、JAやつしろ南部花き部会(八代市古城町、田村和義部会長)と株式会社諫干ドリームファーム(長崎県諫早市高来町、福島巨大社長)。試験輸送スタート後、11月中旬から本格稼働を予定している。協議会の会長には小山芳春JAやつしろ北部花き部会長、副会長には福島巨大諫干ドリームファーム社長、田村和義JAやつしろ南部花き部会長が就任した。
 九州大田花きでは「九州で生産された花きを当社内で集荷し、敷地を同じくする三和陸運による一括輸送で輸送コストを大幅に削減することができ、各生産者にとっても大きなメリットとなる」と話している。同社は08年12月設立。資本金3千万円。