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公社内に無料のEV車用充電施設を開設  福岡北九州高速道路公社    利用は12年10月末まで


 福岡北九州高速道路公社(福岡市東区東浜2丁目、渡口潔理事長)は10月20日、社会実験として公社敷地内にEV車(電気自動車)専用の急速充電器を設置したスマート充電施設を開設した。
 EV車の普及促進を目的に、パーキングエリアのない福岡都市高速道路で、施設の利用動向と利用特性、利用者の要望を把握するため、福岡市と共同で開設した。期間は2012年10月末までで、利用時間は午前9時から午後5時まで。電気代と充電機器利用料は無料で、ETC搭載の利用者は都市高速の東浜出入口での乗り継ぎも無料となる(現金で都市高速を利用する車や一般道利用者も使用可能)。急速充電器の充電時間はEVの充電量が空の状態から80%まで15~30分。
 渡口理事長は「高速道路関連施設で無料で気軽に利用できるEV車用充電設備の開設は九州初。都市高速利用者も一般道利用者も無料で使用できるので、多くの人に活用してもらうことで今後のEV車の普及につなげたい」と話している。
 同公社は1971年11月設立、基本金2148億8160万円、職員数170人。