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公共事業削減で売上高1・1%減  福山コンサルタント    価格競争で経常は32・4%減


 交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタント、株式会社福山コンサルタント(福岡市博多区博多駅東3丁目、山本洋一社長)の10年6月期決算は売上高が54億34百万円、経常利益が2億22百万円だった。同期から連結決算に移行したため前期比はなし。単体は売上高が前期比1・2%減の48億6百万円で、経常利益は同32・4%減1億43百万円で減収減益となった。
 交通系、リスク系事業分野が堅調に推移したが、公共事業予算の大幅な削減と、それに伴う価格競争の激化、交通調査などの外注費の増加が主な要因だった。今期の連結決算は、グループ会社の収益が一部加わるが、引き続き公共事業の抑制と価格競争が予想されるため、売上高は同3%増の56億円、経常利益は同1・1%減の2億2千万円を見込んでいる。山本社長は「従来の公共事業に加え、無線センサーの橋りょう検査システムによる販売型ビジネスを確立したい」と話している。