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八幡東区のデータセンター1棟が完成、稼働  東京都のソフトバンクIDC    残り1棟は来春完成


 ソフトバンク株式会社100%出資で企業、行政が保有するサーバーの運用・監視・保守、ソフトバンクIDC株式会社(東京都新宿区四谷、真藤豊社長)は10月1日、北九州市八幡東区に総事業費約70億円をかけて建設しているデータ保守管理センター「アジアン・フロンティア」の2階建て管理棟兼サーバー棟1棟が完成し、稼動を始めた。残りのサーバー棟1棟は来春完成。
 これは九州における顧客需要の高まりに加え、交通の便などの立地条件の良さから昨年12月から建設していたもので、九州地区初のデータセンター。「アジアン・フロンティア」は、従来型のデータセンターと比べ最大空調消費電力を2割強減らし、CO2など温室ガスの排出量の削減に配慮した設備という。敷地面積は約3万平方m。延べ床面積は2棟合わせて8000平方m。従業員は業務委託社員を含め20人。同社では「今後需要が増加した際は、サーバー棟の増設も検討している」と話している。
 同社は1986年11月設立。資本金161億300万円(2008年3月31日現在)。現在データセンターを新宿、有明第1、第2、日本橋、横浜、新川、吹田に設置。1600社以上のネットワークセキュリティや運用監視を含むソリューションを提供している。