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全日制の看護師養成3年課程を新設  福岡市医師会看護専門学校    定時制コースは維持


 福岡市医師会看護専門学校(福岡市早良区百道浜1丁目、藤原繁学校長)は、4月1日付で全日制の看護師養成3年課程を新設する。
 同校では、これまで働きながら通学でき、看護師や准看護師の資格取得を目指す昼・夜間の定時制コースのみだったが、看護師不足の高まりを背景に看護師教育の高学歴化や看護師養成3年課程を設置する養成機関の増加などを受け、時代のニーズに対応していくもの。新設するのは「第1看護学科」で、定員は80人。これで、「第2看護学科(現、看護専門課程看護師科)」と「准看護科(現、看護高等課程准看護師科)」の3コース体制となる。同校では「多様なニーズに応え、社会に貢献できる看護師、准看護師を輩出していきたい」と話している。
 同校は一般社団法人福岡市医師会が、1916年4月に開校した福岡看護婦産婆養成所からスタート。現在は520人の学生が在籍し、37人の教職員、250人の講師を擁している。これまでに第2看護科3038人、准看護科1万2890人の卒業生を送り出している。