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価格改定、主力品好調で黒字転換  マルタイ中間決算    通期は減収増益見込む


 麺類・調味料・菓子製造の株式会社マルタイ(福岡市西区周船寺3丁目、廣瀬四郎社長)の09年1月中間期決算(08年2月1日~7月31日)は、売上高が30億4500万円で前年同期比10・4%減、経常利益が前年同期2100万円の赤字から2億6700万円に黒字転換した。
 小麦粉、パーム油、包装資材などでコスト上昇が進む中、1月に小売希望価格を10%弱値上げ。これにより買い控えの影響を受け、売上数量、金額ともに大幅減少となった。ただ、主力の棒ラーメンは割安感が受け入れられて2割増と顕著に推移。また、価格値上げにより適正価格での販売ができ、販促費が大幅に減少。営業利益は前年同期3000万円の赤字から2億5600万円の黒字、当期利益は同2700万円の赤字から2億6300万円の黒字に大幅改善した。一方、通期は、下半期に原材料価格の上昇や買い控えなど不透明要素があると判断。売上高で07年度比18・7%減の60億円、経常利益は同4・8倍の1億6000万円を見込む。