NEWS

住宅営業資料の自動作成サービス開始 安心計画


週刊経済2022年6月21日発行

熊本のハウスメーカーと共同開発

住宅メーカーや工務店向けの営業支援ソフトを開発、販売する安心計画㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、小山田隆広社長)は6月16日、住宅営業の提案資料を自動作成するAI活用したクラウドサービスの提供を開始した。
人手不足に悩む小規模住宅メーカーや工務店の生産性向上を図る目的で、インターネット集客に特色を持つ住宅メーカー、㈱Lib Work(熊本県山鹿市、瀬口力社長)と共同開発した。サービス名は「My Home Robo(マイホーム・ロボ)」で、間取りや設備など住まいに関する5段階評価の施主からのアンケートを基に、AIが約3千の戸建て住宅プランからアンケート結果に適合するプランを選択し、CGパースや間取り図が添付された提案書を自動で生成できるのが特徴。通常の住宅営業では、施主のヒアリングからプラン提案作成まで数日要するが、マイホームロボでは5分程度で完了するため、見込み客に対する営業担当者の負担軽減や、生産性向上が期待できるという。また、提案書のデータは、インターネット上で360度パノラマVRデータで閲覧できる。使用料は1ライセンスにつき月額3万800円で、1ライセンスで顧客月30人の登録、住宅約150プランを提供できる。小山田社長は「来年までにマイホーム・ロボに連動したスマートフォンアプリのリリースも計画している」と話している。