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今後20年でIPO企業20社輩出へ  アイ・ビー・ビー    企業支援プロジェクト10周年で長期計画発表


 ベンチャー企業支援の株式会社アイ・ビー・ビー(福岡市中央区天神2丁目、篠原保彦社長)は9月8日、IPO(新規上場)企業20社輩出を目指す長期計画を発表した。
 同社は関連会社で、不動産賃貸業の廣田商事株式会社(同市中央区港2丁目、廣田稔社長)が展開するベンチャー企業支援事業「ibb fukuoka project」を運営推進、拡大強化するため昨年7月に設立。ベンチャー企業支援事業開始から10周年を迎えたことに伴い、毎年開催し、関係者や同社のインキュベーション施設入居企業など今年165人が参加した交流パーティーで今後の計画を発表した。目標として「2030年までの20年間で、福岡を拠点としたIPO企業を20社つくる」を掲げ、スローガン「チャレンジIPO20(トゥエンティー)」を設定。具体的な取り組みとして、これまで培った企業や専門家の人的ネットワークを「ibb Link」と定義し、そこからマッチングや情報提供、専門家の紹介、セミナーや交流会の開催などを手掛けるという。篠原社長は「目標達成に向け、いよいよ事業が本格始動する。まずは各企業のニーズや支援者の持つノウハウを把握し、本当に求められる支援事業を手掛けていきたい」と話している。
 同社は09年7月設立。資本金5百万円。従業員数3人。篠原社長は福岡市出身。1963年9月21日生まれの47歳。福岡大学卒。趣味はテニス。