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人工島の42階建てマンション完成   新栄住宅    7月末で6割の250戸販売


 地場大手マンション開発・新栄住宅株式会社(福岡市中央区大名2丁目、木庭兌社長)が、博多湾の人工島(アイランドシティ)に建設していた42階建て超高層分譲マンションが、8月中旬に完成した。8月20日には、吉田宏福岡市長も出席して現地で完成式典を開く。
 2006年6月から建設していたもので、場所はアイランドシティ中央公園南向かい側。住所は同市東区香椎照葉3丁目。 敷地面積は約1万4000平方mで、延べ床面積は約6万1000平方m。高さは145・3mで、マンションでは九州で最も高いという。名称は「アイランドタワースカイクラブ」。3棟を3階、15階、26階、37階の4層のスカイガーデンで連結してそれぞれが支え合う3棟連結構造で、免震構造と制震構造を組み合わせた「ハイブリット免震・制震構造」を採用している。また、共用施設として36階に居住者が自由に利用できる「スカイラウンジ」を設置。このほかにも来訪者の宿泊施設として「ゲストルーム」2室、茶室、パーティルーム、フィットネスルーム、シアタールームなどを設けている。分譲戸数は409戸で、間取りは2LDK~5LDK。専有面積は、67平方m~210平方m。価格帯は2110万円~1億8170万円で、最多価格帯は2400万円台(10戸)。7月末で約60%の250戸を販売しているという。駐車場は来客用8台を含む446台収容。屋上緑化で周辺環境との調和を図り、ドックランを併設している。設計・管理は竹中工務店・司建築設計事務所設計監理共同企業体。施工は竹中工務店・松本組建設工事共同企業体。 なお、8月9日からは予約制で現地見学会を開いている。