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九州新幹線開業6カ月、博多―熊本間は38%増の450万人が利用  JR九州    目標を2ポイント下回る


 JR九州(唐池恒二社長)が9月12日に発表した九州新幹線鹿児島ルートの開業6カ月間の利用実績によると、博多―熊本間は前年比38%増の450万人、熊本―鹿児島中央間は同64%増の260万3千人だった。博多―熊本間は在来特急「リレーつばめ」と「有明」、熊本―鹿児島中央間は九州新幹線「つばめ」との比較。
 博多―熊本間は目標の40%増に届かなかったものの、熊本―鹿児島中央間は新大阪からの直通運転効果もあり、大型連休期間中の5月が前年比70%増、夏休み期間中の7月が同65%増、8月が同77%増と前年を6割から7割以上上回って推移している。
 列車系統別の平均乗車率は、新大阪直通列車の「みずほ」が博多―熊本間で57%、熊本―鹿児島間で35%、「さくら」は博多―熊本間が62%、熊本―鹿児島中央間は43%だった。九州内を運行する列車は「さくら」が博多―熊本間で43%、熊本―鹿児島間で42%。各駅停車の「つばめ」は博多―熊本間が26%、熊本―鹿児島中央間は22%と、それぞれ2割台にとどまった。
 また、新幹線を利用した通勤・通学定期「新幹線エクセルパス」の利用者数は8月末時点で2773人。区間別の利用者数は川内―鹿児島中央間の480人が最も多く、次に博多―熊本間の465人、出水―鹿児島中央間の436人。博多と福岡県南の3駅間の利用状況は博多―久留米間が204人、同―筑後船小屋間が116人、同―新大牟田間が106人だった。