NEWS

  • 地域

九州新幹線全線開通を「知っている」が8割  ビスネット    新幹線に関するアンケートで


 消費者調査、コンサルティング、株式会社ビスネット(福岡市中央区天神3丁目、久留百合子社長)の新幹線に関するアンケート調査によると、回答者の79・6パーセントが九州新幹線全線開通を「知っている」と答えた。
 これは同社が定期的に全国の消費生活アドバイザーを対象に実施しているアンケート調査の一環。東北新幹線東京―青森間の全線開通を「知っている」は98・2パーセントで、九州新幹線よりも認知度が高かった。また、新幹線が青森から鹿児島まで開通する影響については、「旅行者が増える」が49・5パーセントで最も多く、次いで「衰退するところが出てくる」が37・8パーセントあり、経済効果をもたらす一方で在来線の本数が少なくなることで衰退する地域が出ることを懸念する声もあった。そのほかに自由記述欄では「今まで続けてきた安全性を守ってほしい」や「鹿児島から大阪への直行便を増やしてほしい」など安全性や利便性の向上を期待する声が多かった。
 同社では、「便利になる一方で衰退する地域へどのような対策をとっていくかが今後の課題。また、サービス面でもっと消費者目線で工夫をしていくことが必要になってくるのでは」と話している。同調査は昨年12月9日から12日まで同社に登録している全国の消費生活アドバイザー113人を対象にメールによる回答選択方式および自由記述で実施した。