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九州地区の販売子会社が福岡市に本社を移転  マツモトキヨシHD    10月から


 株式会社マツモトキヨシ九州販売(鹿児島市東開町、渡邉孝男社長)は10月1日、本社を福岡市博多区住吉2丁目に移転し、同市南区塩原1丁目の福岡営業所は本社統合、旧本社は鹿児島営業所とした。
 同社は今年4月、株式会社マツモトキヨシホールディングス子会社の株式会社マツモトキヨシ(千葉県松戸市、松本清雄社長)が、九州地域でのドラッグストア事業を会社分割し、同じく子会社である株式会社ミドリ薬品(鹿児島市、渡邉孝男社長)に継承した際、商号変更して発足した。発足時はマツモトキヨシの九州地域、山口県の直営店24店舗と、ミドリ薬品店舗129店舗併せ、153店舗体制でのスタートとなった。分割の理由としてマツモトキヨシHDは「地域ごとの文化や生活の違いを把握した上で情報収集をし、それぞれの特性に合った細かな対応をすることが、各地域における競争優位性の確立につながる」と話している。
 今後の出店計画について同社は「九州、特に人口が増加している福岡には出店の余地がある」とし、今後繁華街や商業施設、駅周辺など集客力のある立地に注目するという。一方で県外など郊外の物件条件によっては“ミドリ薬品”の看板を引き継いだ新規出店も視野に入れていく。
 株式会社マツモトキヨシは1954年1月設立、資本金は210億8600万円。店舗数は711店舗で売上高は2779億6100万円(11年3月期)。株式会社ミドリ薬品は77年3月設立、資本金は3億5200万円。店舗数は132店舗で売上高は221億400万円(11年2月期)。