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久留米市六ツ門町の19階建てマンションを分譲開始  大京と西日本鉄道    総販売戸数は157戸


 大手マンションデベロッパー・株式会社大京(東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目、山口陽社長)と西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、竹島和幸社長)は10月1日、久留米市六ツ門町に建設中の19階建てマンション「ライオンズ六ツ門サンリヤンタワー」の第1期分譲を始めた。
 同マンションは久留米市中心市街地活性化計画に基づき、地権者でつくる新世界第一期工区優建事業推進協議会(古賀芳日郎会長)が昨年9月に着工した再開発事業。総事業費は国と久留米市の補助金9億4千万円を含む約34億円。官民共同の複合施設「くるめりあ六ツ門」東側に立地し、敷地面積3121平方m。鉄筋コンクリート造り19階建てで総戸数は160戸(住宅158戸、店舗1戸、集会所キッズルーム1戸)。今回、再開発事業に参加した大京と西鉄は157戸を分譲、今回、第1期分譲として70戸を販売する。占有床面積は66・75平方m~140・83平方mで間取りは2LDK~4LDK。販売価格は19百万円~59百万円、最多販売価格帯は24百万円。12年8月31日完成、9月10日の入居開始を予定している。現在、工事の進ちょく率は約30%、7階まで躯体が組み上がっている。
 9月28日に開かれたプロジェクト発表会には、楢原利則久留米市長、本村康人久留米商工会議所会頭ら来賓含む約3百人が出席。主催者代表の新世界第一期工区優建事業推進協議会の古賀芳日郎会長は「市中心部に活気を取り戻す再開発事業。ぜひ成功させたい」とあいさつ、来賓の楢原久留米市長は「六ツ門地区の再生は久留米市全体の悲願であり、今回の事業は再生のカギとなる一大プロジェクト。定住人口の拡大につながるタワーマンションの建設は中心市街地活性化に大いに貢献できると確信している」、本村康人会頭は「子育て世代、高齢者が安心できる街として生まれ変わると期待している」と同事業への期待を寄せた。また、大京の土田穣一郎常務執行役員、小村雅信執行役員、西鉄住宅事業本部長を務める鈴木信一郎取締役常務執行役員が住宅事業者代表としてあいさつ、「入居開始の来年9月までの早期完売に全力で取り組む」と早期完売への決意を表明した。