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久留米市三潴町に地鶏の自社農場  福栄組合    年間8000羽を生産


 地鶏生産、加工、販売の農事組合法人福栄組合(久留米市北野町高良、秋吉智司代表理事)は8月、久留米市三潴町西牟田に地鶏の直営農場を新設する。事業費は2000万円。
 採卵場として利用されていた場所で、敷地面積は900平方m。2棟の鶏舎で、県産のブランド「はかた地どり」を年間2万4000羽生産する。現在、はかた地どりを生産する農場は同社直営と関連会社で6カ所、その他委託農場で4カ所あり、全体で11カ所目となる。福岡県が推進する「はかた地どり」倍増事業に基づいて生産農場を増設し、事業では2017年度に60万羽の出荷を目指している。中垣誠常務理事は「今年度は前年から4万羽多い45万羽の出荷を見込んでいる。今後の販路拡大のためにも、引き続き生産体制を強化していきたい」と話している。
 同社は1968年11月設立。資本金は1500万円。従業員は90人。12年度のはかた地どり出荷数は41万羽、売上高は12億円。久留米市内を中心に県内10農場ではかた地どりを生産、全国に販売しているほか、県内でから揚げ、総菜店5店舗を運営している。