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主力商品扱う携帯電話サイトを６月に開設 　えびす醤油　　　 九州エリアのリピート客獲得狙う

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　醤油・だし製造、販売のえびす醤油株式会社（筑紫野市二日市中央４丁目、有岡賢二社長）は、６月をめどに自社商品を販売する携帯電話サイトを開設する。
　同社は、旧筑紫郡エリアを中心に個人、飲食店など業務向けの宅配サービス、卸業者を通した量販店での販売、インターネットでの通販を展開しており、新たな販売チャンネルとして同サイトを開設し携帯電話での通販を開始する。同サイト内では、九州エリアでの通販強化を目指し同地区限定で一定額以上注文した顧客に対し配送料金を無料にするサービスを導入。これまで購入頻度の低かった顧客のリピート率向上を目指す。また、同社と取引のある地産品や食品加工品などの販売も計画する。
　自社商品のアイテム数は、主力商品の吟上醤油や煮物醤油など約１０品。客単価は２５百円で、初年度は千万円の売り上げを目指す。有岡竜則専務は「顧客の反響などを見ながらリピーターの増えるようなサイト作りを進めたい。送料無料サービスは新しく開設する携帯サイトの動向を見て、ネット通販にも導入できるか検討していきたい」と話している。
　同社は１８７８年創業、１９５３年設立。資本金は５百万円。０９年５月期の売上高は１億円。内訳は宅配が６０％、量販店卸が３０％。従業員数は７人。有岡社長は筑紫野市出身、１９４９年５月２１日生まれの６０歳。福岡大学卒、趣味はテニス、旅行。