NEWS

  • 地域

主力の衣料品、食料品不振で2カ月連続マイナス  九州・沖縄百貨店売上高    前年比3・2%減の226億円


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(17店舗)の2013年8月の売上高は前年比3・2%減の226億6100万円(100万円以下は切捨て)で、2カ月連続のマイナスとなった。
 8月は記録的な猛暑となったことから、UVコスメ(化粧品0・7%増)など盛夏商材、前月に引き続き美術・宝飾・貴金属(5・5%増)が前年を上回ったが、主力の衣料品、食料品がマイナスとなったことから、全体では前年を下回った。
 内訳は身の回り品が1・3%減の25億6300万円、雑貨が3・8%増の28億9900万円、衣料品が2・2%減の75億2500万円、食料品が2・9%減の71億5100万円、家庭用品が4・8%減の13億1600万円だった。

 福岡市は0・8%増で2カ月ぶりプラス

 また、福岡市の13年8月の売上高は同0・8%増の144億1300万円で、2カ月ぶりのプラスとなった。
 美術・宝飾・貴金属が36・6%増と大幅に伸ばし全体を押し上げた。内訳は身のまわり品が0・7%増の25億4700万円、雑貨が14・9%増の22億6000万円、衣料品が2・0%減の43億6700万円、家庭用品が1・4%増の6億3400万円、食料品が1・7%減の35億400万円だった。
 主要都市の状況は、東京が5・6増、名古屋が9・5%増、大阪が7・8%増で、いずれも増床・改装効果により商況全体をけん引した。