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中間期完成工事高は微増の227億円  西部電気工業    ネットワークソリューション事業など好調


 情報通信設備業、西部電気工業株式会社(福岡本社・福岡市博多区博多駅東3丁目、笠原正昭社長)の2011年3月期連結中間決算は、完成工事高が前年同期比0・4%増の227億27百万円、経常利益が225・5%増の72百万円で増収増益だった。
 主力の情報通信工事は減少したが、各自治体が推進する地域情報化工事によるネットワークソリューション事業や電線地中化工事、官公庁向けのリース契約などが伸びて増収となった。損益面でも工事遅延や受注価格の低廉化などもあったが、営業損失が昨年の83百万円から7千万円に減ったことから経常利益は約5千万円の増収となった。
 通期では、情報通信工事の伸びの鈍化やネットワークソリューション事業等における受注競争の激化、受注価格の低廉化などから引き続き厳しい経営環境が続くと想定しているが、同社では「積極的な提案営業で受注拡大を図るとともに、各種業務改善施策の展開で生産性向上や原価低減に向けた取り組みに力を入れる」としている。完成工事高は540億円(0・6%増)、経常利益は12億円(29・7%増)の増収増益を見込んでいる。