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中間期売上高は0・3%減の225億8900万円 サニックス


週刊経済2024年1月16日発行号

発電所の売電単価上昇などで利益は大幅増

㈱サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の3~9月中間連結決算は、売上高が前年同期比0・3%減の225億8900万円、経常利益は約2・2倍の13億4300万円で減収増益だった。
売上高は、新電力部門の事業構造転換を進めた影響があったものの、前年同期並みの水準で推移、利益面では、全事業領域で前年同期を上回り、特に苫小牧発電所の売電契約単価が上昇したことで大幅増、営業利益は98・5%増の14億8100万円、当期純利益は2・5倍強の11億2600万円だった。
事業別に見ると、住環境領域では一般家屋向けのHS事業部門は売上高が2・3%減の59億8300万円、営業利益は0・8%増の8億9100万円、ビル・マンション向けのES事業部門は売上高が11・4%増の13億2600万円、営業利益は約3倍の2600万円、戸建て住宅向け太陽光発電のSE事業部門は売上高が25%減の5億9400万円、営業損益は6400万円の損失(前年同期は1億円の損失)だった。エネルギー領域では、事業所向け太陽光発電のPV事業部門の売上高は21・8%増の41億5100万円、営業損益は5000万円の損失(前年同期は1億5900万円の損失)、新電力事業部門の売上高は54・2%減の13億3500万円、営業利益は48・2%減の6900万円。資源循環領域の環境資源開発事業部門は売上高が11・9%増の91億9800万円、営業利益は27・1%増の19億8100万円だった。
通期では、売上高は3・6%増の479億6500万円、営業利益は81・0%増の32億3100万円、経常利益は94・2%増の30億1400円、当期純利益は87・3%増の24億9500万円を予想している。