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中央区長浜3丁目に9階地下1階建て新病院  浜の町病院    総事業費100億円超、13年春開院へ


 国家公務員共済組合連合会・浜の町病院(福岡市中央区舞鶴3丁目、安井久喬院長)は、総事業費100億円以上をかけ同市中央区長浜3丁目に9階地下1階建て新病院を建設する。2010年10月に着工、13年春の開院を目指す。
 1958年に建設した現病院が老朽化したため新築移転する。場所は長浜3丁目の福岡都市高速天神ランプ西側。昨年5月、福岡市から約33億円で取得した土地約1万500平方mに建設する。現在、設計段階でフロア構成や延べ床面積は未決定。事業主体の国家公務員共済組合連合会本部から許可を受けた後、建築許可申請、業社発注に移る。ナースセンターと患者の距離が近く導線が短い病院、をコンセプトに、中央棟から東西南北に病棟が突き出る国内初となる十字型構造。中央の連結部分を吹き抜けとし、天窓から光が差し込む造りを採用する。敷地は現在の6800平方mから1・5倍に拡張。病床数は現状の実動450床程度を維持する。また、地震など災害に強く、海に直結した医療サービスも検討中という。安井院長は「工期や完成時期は未確定だが、本部の許可が下り次第、速やかに着工する。総事業費は100億円から200億円を見込んでおり、開院時期がずれ込まないように慎重に進め、地域に根付いた、市民に必要とされる病院を作りたい」と話している。