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中央区那の津2丁目に太陽光研修施設を開設  ベスト電器    13年2月までに3百人育成


 地場家電量販大手・株式会社ベスト電器(福岡市博多区千代6丁目、小野浩司社長)は、同市中央区那の津2丁目の同社研修センター内に太陽光発電システムの営業、施工スタッフの育成を目的とした「太陽光研修施設」を開設し、5月から研修を始めた。
 同社は太陽光発電システムを次期主力部門の一つに位置付けており、研修センター内に住宅の模擬屋根や同発電システムを設けるなど営業と施工の専門スタッフ育成を図り住宅用太陽光発電システムの売り上げを伸ばすのが狙い。
 場所は福岡都市高速道路、天神北出入口近く、福岡競艇場西側のベスト電器研修センター4階。名称は「ベスト電器太陽光発電システム研修センター」。太陽光発電システムの営業や見積もり業務には、大手メーカー各社が指定する研修を受講し施工IDを取得する必要があるため、同センターの開設でメーカー各社のIDを効率的に取得できると見られている。施設内には瓦やスレート(粘板岩)、金属の3種類の模擬屋根を用意し、太陽光モジュール、設置架台、使用部材と工具類を完備している。研修期間は6日間(標準コース)で、2013年2月までに専門スタッフを約3百人育成する計画。
 同社では「九州には大手メーカーの研修会場がなく、受講枠が少ないため研修には半年前からの予約が必要だった。今後はID研修を毎月必要人数実施するほか、当社独自のスペシャリスト育成研修を取り入れ、早期に人材育成していく」と話している。