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中央区舞鶴2丁目に弁理士事務所を開業  早良区の高津一也さん    化学、機械などの特許出願がメーン


 福岡市早良区の高津一也さんは5月1日、同市中央区舞鶴2丁目に特許取得出願の手続き業務などを行う弁理士事務所「高津国際特許事務所」を開業した。
 九州、山口の中小企業に対して知的財産権への意識向上を促し、国際競争力の強化に繋げるため、出身地である福岡で開業した。取扱分野は化学(材料)、機械などの特許取得や商標、意匠、鑑定、審判、訴訟、調査にかかる手続きで、今年2月まで勤務していた廣田特許事務所(東京都港区、廣田雅紀代表)と提携してアメリカ・ヨーロッパ・中国など各国の海外特許出願も取り扱う。場所は通称昭和通りあいれふ東口交差点北側角地の「サンライフ第2ビル」4階。事務所面積は54平方mで、スタッフは高津弁理士含む2人。
 高津代表弁理士は北九州市小倉南区守恒出身。1974年11月23日生まれの38歳。県立小倉高校卒、98年九州大学工学部応用物質化学科卒業後、地元弁理士事務所を経て、東京の弁理士事務所に入所。2001年11月弁理士登録(登録番号12008)。02年4月廣田特許事務所入所。約13年の実務経験を持ち、これまで特許1000件、商標200件以上の案件に携わり、東証一部上場企業の特許侵害訴訟の2件の代理や特許庁の審決に対して不服を申し立てる審決取消訴訟7件の代理経歴を持つ。04年には特許、実用新案、意匠、商標などの権利侵害についての訴訟でも代理人を務めることのできる特定侵害訴訟代理業務試験に合格している。趣味は子どもと遊ぶこと。高津代表は「九州の特許出願数が全国的にみて相対的に低いため、九州の中小企業を対象に知的財産セミナーの開催も検討している」と話している。