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中央区天神1丁目に本店移転  東京のケンコーコム    4月1日


 健康食品や医療品のインターネット販売を手掛ける東京都の株式会社ケンコーコム(同港区、後藤玄利社長)は4月1日、福岡市中央区天神1丁目に本店を移転する。
 同社は2011年5月、東日本大震災や原子力発電所の事故の影響による電力不足や商品発送の遅延などを懸念し、本社機能の一部を福岡に移転して2拠点で運営。約3年が経過し現在約100人の社員が福岡オフィスで勤務しており、業務や人材確保が順調に推移していることから、物流や交通面、アジアの玄関口である都市機能が整った福岡市内に一本化することで効率を図るもの。さらに、今後は行政とも連携し福岡で事業拡大を図る方針。場所は通称明治通り、アクロス福岡前交差点西側の「綾杉ビル」6階。フロア面積660平方m。管理、人事、システム、マーケティング部門などの本社機能とカスタマーセンターを備えている。同社では「商品を安定的に届ける体制づくりに取り組む。中国、アジアの市場開拓に弾みをつけたい」と話している。
 同社は1994年設立、資本金20億4006万円、従業員約300人、売上高は179億226万円(13年3月期)。2004年6月、東証マザーズ上場。
 後藤社長は大分県出身、1967年2月4日生まれの47歳、東京大学教養学部基礎科学科第一卒、趣味はジョギング、トライアスロン。