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中央区大名に事務所を開設  神奈川県のシュアール    九州初進出


 遠隔手話通訳業務を手がける株式会社シュアール(神奈川県藤沢市、大木洵人社長)は10月16日、福岡市中央区大名2丁目に国内3カ所目、九州初の拠点となる「九州コールセンター」を開設した。
 場所は昭和通り沿い、法務局前交差点そばの「ロングアベニュー」内。遠隔手話通訳業務のほか、今後の九州の事業拠点とする。同社では現在、関東、関西、東北地方のホテルや駅インフォメーションなど約300カ所に、同社の手話通訳コールセンターにつながる端末を設置しており、今後九州での事業拡大を進める。九州コールセンターでは、手話通訳士や事務スタッフを含め2~3人の採用を予定している。同社では「初の地方進出。九州での事業拡大や、震災などに対応する事業継続計画の中で、福岡への拠点開設を決めた。ブースの拡充により、手話通訳の質の向上が期待できる。今後、福岡で手話通訳士を中心とした採用を進め、拡大していきたい」と話している。
 同社は2008年11月創業、09年11月設立。資本金は200万円。従業員は15人。IT技術を活用した手話コミュニケーションサービスを提供するベンチャー企業として、大木社長が米経済誌Forbesの「30歳以下の世界の30人(社会企業家部門)」に日本人で唯一選ばれた。