NEWS

  • 地域

中国・南寧市の大型商業施設に九州企業誘致  広西南寧市東信房地産有限公司    今年10月に完成


 中国・南寧市で不動産開発を手掛ける広西南寧市東信房地産有限公司(中国・南寧市、祝允(ジュウ・イン)董事総経理)は、このほど福岡県など九州一円の地場企業を対象に、中国・南寧市で建設している大型複合商業施設「日本園」開発プロジェクトの誘致活動を始めた。
 中国では、南寧市を「中国・アセアン(東南アジア諸国連合)自由貿易区」の中心として位置付けており、同市を中国南部経済の新拠点として、アセアン10カ国と日本、韓国を加えた12カ国の領事館区と大型商業施設で構成する一大プロジェクトを計画。「日本園」は、その一環として日本の文化・物産・情報の発信地として誘致するもの。敷地面積は3万9103平方m、総建築面積は約6万平方m。主に商業施設、住宅・ビジネスマンション、オフィスビル、日本ビジネス連絡所で構成する。商業面積は約1万5000平方m。住居面積は約2万7000平方m。07年10月に着工し、今年10月の完成を目指している。誘致希望業種は自動車関連、金属加工、省エネルギー商品・設備関連、医療器具、建築、飲食、ツアー旅行関係、高級品、化粧品など、約100社を誘致する方針。同プロジェクトは、南寧市からプロジェクト指定を受けた広西南寧市東信房地産有限公司と日本東信投資株式会社(大阪府堺市北区、祝允社長)が共同で開発。今年5月には、熊本、福岡で同プロジェクト投資環境説明会および日本園ビジネス説明会を実施。今後、大阪、東京で説明会を実施するという。同社では「当プロジェクトは日本製品の中国輸出を促進し、ローリスクかつ国内取引で貿易が完了するという画期的なビジネススタイルを提案するもの。新たな販路拡大のチャンスとして活用していただきたい」と話している。