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中国大連市に水質浄化の実験棟を計画  サワテック    現地で事業パートナー募集


 排水浄化システム開発・販売のサワテック株式会社(福岡市東区社領2丁目、澤田善行社長)は、今年夏をめどに中国大連市に実験棟を開設する。
 同社は今年1月、「大連日本環境産業テクノパーク」進出に向けた意向書に調印し、本格的な中国進出計画を進めている。2008年にはオゾン酸化反応を用いた水処理装置「NACシステム」で、中国江蘇省の太湖で水質浄化試験を行い、アオコ繁殖が深刻だった同湖を約1カ月で、ほぼ透明な処理水まで浄化する成果を上げている。
 現在、現地の事業パートナーを探しており、合意に至り次第実験棟と事務所を開設するという。当面は1、2人を常駐させる方針。澤田社長は「環境汚染は深刻な社会問題。世界の水環境改善に尽くしたい」と話している。
 同社は1996年7月設立。資本金2億39百万円。従業員11人。澤田社長は1948年11月14日生まれの61歳。趣味はお酒、技術交流。