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不動産会社向けのコールセンター事業を開始  シード・コーポレーション    緊急駆けつけスタッフの派遣まで対応


 暮らしのサポートサービス「SEED24」を賃貸住宅入居者向けに展開する株式会社シード・コーポレーション(福岡市中央区薬院3丁目、鈴木順子社長)は12月1日、不動産会社向けに、緊急駆けつけスタッフの派遣まで対応するコールセンター事業「トラブルないないデスク」を開始した。
 同社は賃貸入居者向けの会員サービスのひとつとして、電話の問い合わせで水漏れや鍵のトラブルなどに24時間365日、緊急に駆けつけるサービスを全国で展開。コールセンター事業は、これまで培った対応のノウハウや駆けつけスタッフのネットワークを生かし、新規事業として不動産会社向けに展開する。「トラブルないないデスク」は不動産管理会社の代行で入居者の問い合わせ窓口となるもので、必要の際はトラブルの駆けつけスタッフの派遣までワンストップな対応が可能。さらに物件を自主管理する個人オーナーへ向けた低価格の「オーナーパック」も同時に発売する。
 今後、両サービスともに福岡を中心に九州一円や東京で展開する考え。価格は1万円からで、初年度の年間の受託目標は百社で12万戸。繁忙期中のコールセンターを委託したいという不動産会社のニーズが多く、12月の販売開始と同時に問い合わせと共に導入した企業も多いという。鈴木社長は「物件のトラブルに第三者が対応することで軽減される負担は大きく、経費削減にもつながる。トラブル対応担当者の手間が省けることで、営業など入居率アップに注力することも可能となる。これまでの培ったノウハウやネットワークを生かしているので、他社と比較し低価格な点も特徴」と話している。 
 同社は2007年4月設立。資本金1千2百万円。従業員10人。鈴木社長は福岡市出身、1978年12月1日生まれの32歳。九州産業大学卒。趣味はマリンスポーツ、スノーボード、ゴルフ。