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上海に中国統括会社設立 安川電機 11月末、資本金3110万米ドル
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株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、津田純嗣社長)は11月末、中国・上海市に中国統括会社を設立する。
中国におけるグループ経営強化のため。現在、同社は中国にグループ会社が6社あり、今回の地域統括会社の設立で、横断的な事業統括、管理運営を図る。設立する会社は「安川電機(中国)有限公司」。従来の上海の販売子会社「安川電機(上海)有限公司」に増資し、投資性公司に改組した。資本金は3110万米ドル。安川電機の中国統括担当の後藤英樹取締役が代表を務める。インバータ、サーボ、ロボット、産業自動化システムなどの販売、アフターサービスなどを手掛ける。
ロボットシステムの新工場も
また、同じく上海市においてこのほど、ロボットシステムの新工場を設立する。
北京市を拠点にロボットと周辺機器を組み合わせたロボットシステムの製造販売を手掛ける安川首鋼ロボット有限公司の新工場となる。敷地面積は約4千平方mで初期投資額は約1千万人民元。2011年度の売上目標は1億人民元。新工場設立で、同社の中国におけるロボットシステム供給力はこれまでの2倍になるという。
第2四半期は大幅増収増益、通期は下方修正
安川電機の2012年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比13・3%増の1580億52百万円、経常利益は同約2・7倍の92億98百万円で大幅増収増益だった。
海外需要、中でも中国をはじめとしたアジアの需要がけん引した。営業利益は同約2・7倍の92億52百万円、当期純利益は同約3・8倍の64億93百万円だった。
一方、急激な円高、原材料の価格高騰などによる利益減少、モーションコントロールの受注減速などを鑑み、通期予想を下方修正。売上高は当初の32百億円から31百億円、経常利益は2百億円から140億円を見込む。営業利益も2百億円から140億円に、当期純利益も120億円から90億円に下方修正した。