NEWS

  • 地域

一般住宅向けの屋根遮熱塗料を開発  三州ペイント 施工コスト費削減


 塗料製造販売の三州ペイント株式会社(福岡市博多区博多駅3丁目、八藤丸貴実社長)はこのほど、一般住宅向けの屋根遮熱塗料を開発。3月1日、受注開始した。
 従来の工程は補修と遮熱の下塗り、塗料の接着力を高めるための中塗り、仕上げのための上塗りの4工程必要だったが、新開発の「デュアルコート工法」は、ウレタン樹脂やシリコン樹脂など配合比率を開発したことで、高い接着性や遮熱性を高め2工程に削減し、工期の短縮で従来の塗装方法より施工コストを最大2~3割抑えられるという。また、構成顔料の最適化により太陽光の反射率も高めており、「塗料の色によっては、表面温度が従来に比べて最大10度低くなり、エアコンなどの省エネにつながる」(八藤丸社長)。昨年7月には同工法で住宅外壁材の受注を開始しており、第2弾として屋根専用の塗料を開発した。保証期間10年、期待耐用年数15年。八藤丸社長は「増税で住宅塗料の価格も上がるが、新工法は工期と施工費が短縮できコストが抑えられる。4月以降、本格的に売り込んでいきたい」と話している。