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ベイサイド博多に免税店がオープン  大分のジェイティシー    年間売り上げ35億円を見込む


 免税店運営の株式会社ジェイティシー(大分県別府市、具哲謨社長)は8月8日、ベイサイドプレイス博多エリア内に免税店「JTC福岡免税店」をオープンした。
 場所はベイサイド博多エリア内にある旧ベイサイド第一駐車場1階で、売り場面積は約1千平方m。化粧品や薬、生活雑貨など約2千アイテムを取りそろえ、クルーズ船利用客を対象に販売を強化する。営業時間は午前8時30分~午後4時30分、年中無休。
 同社は1993年に別府本店を開業して以降、東京や福岡、対馬、北海道、大阪、名古屋に免税店を7店舗展開している。福岡では07年、太宰府市国分1丁目に福岡店をオープンし、2010年度は年間約25億円を売り上げていた。今回、太宰府の店舗を閉店し、約2倍の売り場面積をもつベイサイドプレイス博多の新店舗を福岡店として営業する。
 出店の理由について具社長は、「中国、韓国人による日本旅行ブームは東京、大阪からこれから九州、特に福岡にシフトする。店舗面積も広く、大型バスの駐車場も充実しており、なによりもアジアの玄関口である博多港から徒歩すぐのベイサイドプレイスの店舗条件は最適だと考えた」と話している。
 同社福岡店は中国、韓国を中心とする外国人団体旅行客をターゲットに、年間35億円の売り上げを見込んでいる。九電工グループ株式会社ベイサイドプレイス博多の檜垣博紀社長は「年間35億円はベイサイドプレイス博多全体の売り上げと同規模であり、今回オープンした免税店を新たな魅力に、ベイサイドプレイス博多としてもさらなる集客スポットとなるよう力を入れたい」と免税店オープンに期待感を示した。
 ジェイティシーは11年度売り上げが百億円。今年度はすでに50億円で、売り上げの伸びを予想している。