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ブックマーク&ディレクトリ型検索エンジン新装  スマイルHD    集客装置改良で全事業底上げ


 ショッピングモールサイト『スマイル通販』運営など総合インターネットサービス会社の株式会社スマイルホールディングス(福岡市中央区薬院1丁目、金井龍男CEO・会長兼社長)はこのほど、従来の総合検索エンジンをフルリニューアルし、日本国内のニュースサイトや人気のフェイスブックページなどのコンテンツをまとめたブックマークサイト&ディレクトリ型検索エンジン『スマイルサーチ』をオープンした。
 同社では「今期は上場準備前の踊り場」(金井CEO)と位置付けて各サイトの見直しを進める中、ネット業界参入後、04年5月に最初に構築した前身の「スマイルサーチエンジン」をフルリニューアルし、独自のビジネスモデル構築や大手との差別化戦略を加速させる狙い。新装スマイルサーチでは、あらゆるサイトのニュースや人気ブログ、フェイスブックなどを個別に訪問することなく容易に閲覧できるようになり、浸透著しいタブレットPCやスマートフォンにも対応した。閲覧者向けの機能向上に加え、9年間で3万3000以上のサイトを登録、SEO対策してきたノウハウを投入し、webサイト運営者には低価格でさらに良質な被リンクを提供する。
 この良質な被リンクは、十数の同社サイトすべての集客装置にもなっており、「すでにスマイル通販や美術品販売サイト『スマイルアートギャラリー』をはじめ、各サイトで日々アクセス数が急増し、売り上げ増にもつながっている」という。金井CEOは、「今回、大手と同等の機能や情報量を兼ね備えたポータルサイトに生まれ変わった。webサイト運営者に良質な被リンクを提供するとともに、当社全事業の底上げを図りたい」と話している。
 同社はカタログ形式による通信販売を手掛けていた金井CEOが独学を重ね、2004年1月にインターネットによるアフィリエイトビジネスを開始。05年12月にはショッピングモールサイト『スマイル通販』を開設し、ネット通販業界に参入した。後発ながら一般消費者向けのサイトと並行して店舗の集客・販売を促すアフィリエイトサイトを併設するなどの独自戦略で業容を拡大。現在では十数サイトを運営し、10年4月に移行した持ち株会社体制のもと、株式上場を視野に事業拡大を図っている。