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ピッツバーグ大学医療研修機関と研修教育契約  飯塚病院    2011年3月まで、指導医が来院


 麻生グループの飯塚病院(飯塚市芳雄町、田中二郎院長)は、このほどピッツバーグ大学メディカルセンター(米ペンシルバニア州ピッツバーグ市、以下UPMC)と医師研修教育の向上および研修指導体制の拡充を目的とした研修教育契約を締結した。
 これは、UPMCが手掛ける研修医対象の教育カリキュラムや教育技法、指導方法など臨床教育に関する豊富な研修教育ノウハウを取り入れることで、同病院オリジナルの新たな研修プログラムを開発し、研修医に対する指導体制の強化、全国区の教育病院モデルケース確立を図るもの。UPMCは「家庭医学科」を有する米ペンシルバニア州最大の総合医療センター。従業員4万5000人を抱える非営利医療機関として、日本各地の病院に各種講演や医師派遣、留学受け入れを実施している。同病院では今回の締結を機に、2カ月に1回の割合でUPMCから指導医師4人(主に家庭医)が来院。各2人が2週間交代で同病院の研修医への直接指導およびカンファレンス(臨床検討会)への参加、各専門科研修カリキュラム作成などを実施する。契約期間は2011年3月まで。同病院では「今後、独創的で魅力ある研修プログラムの開発と研修医の指導体制強化を図り、全国から若手医師が集まる教育病院を目指していく」と話している。