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パソコン出荷台数減少などで減収減益  アプライド    通期は増収増益見込む


 パソコン、デジタル製品専門店のアプライド株式会社(福岡市博多区東比恵3丁目、舩越裕之社長)の2010年3月期第1四半期(09年4~6月)決算は、売上高が69億8400万円で前期比7・1%減、経常利益が1億円で同8・8%減の減収減益だった。純利益は5600万円で同46・7%増となった。
 パソコン、液晶テレビ、携帯電話、ブロードバンドを核に顧客獲得の推進に努めたほか、法人顧客向けに新規営業所を4拠点開設し、法人および大学、官公庁に向けた営業展開をした。利益面は経費の効率的圧縮をする一方、外国為替の変動による為替差損が影響した。
 事業別にみると、パソコン関連事業は専門性を重視したパーツや中古関連の品ぞろえを強化したほか、会員制の技術サービス提供を通じ、顧客拡大と顧客満足の追及を図ったが、売上高は68億9400万円で前期比7%減となった。業務受託関連事業は、紙面をメーンとした企画製作物の営業強化で顧客の幅を広げ、広告営業に注力した結果、売上高が5400万円で同8%増となった。出版、ブライダル事業は、タウン情報誌の大幅リニューアルで読者数を拡大する取り組みや企画出版物発行をしたものの、売上高が3500万円で同37%減となった。通期は売上高が342億2000万円で前期比3・9%増、経常利益が6億3000万円で同20・0%増、純利益が3億1000万円で同14・0%増を見込んでいる。