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バームクーヘン専用工場を建設 　しんこう　　　 総工費４～５千万円、１０月中旬稼働

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　菓子、飲料の製造、卸販売の株式会社しんこう（北九州市小倉南区上曽根新町、越野修司社長）は総工費４～５千万円かけ、本社隣の同社が経営するスイーツショップ『ＦＡＶＯＲＩ』敷地内にバームクーヘン専用の生産工場を建設する。７月着工、１０月中旬の稼働を目指す。
　同商品の需要拡大に対応し新設するもので、２６４０平方mの同敷地内に建設する。工場は平屋建て床面積１４０平方m。新たに製造機を１～２台導入、生産能力は現在の３倍になり、１日平均約２千個を生産できるという。今後ネット販売を強化し、個人への販売に力を入れていく。
　越野社長は「今期は新アイテムを３～５点発売する予定。生産力を充実させるとともに、お客さまのニーズに合わせた商品づくりに取り組んでいきたい」と話している。
　同社は１９５４年１１月設立、資本金７５百万円。１１年３月期売上高は１９億２千万円、従業員４２人。マドレーヌなどの焼き菓子やドーナツ、ポリジュースなど５種類、約百アイテムを製造している。
　越野社長は北九州市戸畑区出身、１９４８年７月９日生まれの６２歳。熊本商科大学（現：熊本学園大学）商学部卒。趣味はゴルフ、車。