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デンマークで留守番ロボット商品化  宗像市のテムザック    6月下旬に現地法人設立


 ロボット開発の株式会社テムザック(宗像市江口、高本陽一社長)は6月下旬をめどに、デンマークのファボー・ミッドフュン市に現地法人を設立する。
 高齢化や移民政策の問題で労働力不足が懸念されるデンマークでは福祉医療ロボットの導入に関心が高く、新技術を受け入れる風土やヨーロッパの安全規格「CEマーク」取得のスピードが早いなどの利点もあり設立する。6月15日からファボー・ミッドフュン市や在デンマーク日本国大使館などの協力を受け、携帯電話で遠隔操作できる留守番ロボット「ロボリア」を利用した実証実験を開始。高齢者施設や独居老人家庭にロボリアを数週間レンタルし、高齢者やヘルパー、家族らの体験評価を抽出し、デンマーク版の商品化を目指す。同社では「新たな高齢者向けサービスのビジネスモデルを構築したい」と話している。
 同社は2000年1月設立。資本金10億7763万円。従業員20人。