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タスポ効果、不採算店見直しで大幅増益  エムエス九州    今期20店舗出店を計画


 イオングループのコンビニエンスストア・ミニストップチェーン、エムエス九州株式会社(福岡市博多区榎田2丁目、荒川勤社長)の09年2月期決算は、売上高が200億1700万円で前期比16%増、経常利益が2億3100万円で同3・8倍増の増収増益となった。
 イオングループが導入しているプリペイド式カード「WAON(ワオン)」や、たばこ自販機専用成人識別ICカード「タスポ」効果で売り上げを伸ばしたほか、オリジナル弁当の地区限定商品「うまかばい」シリーズが好調で増収となった。また、第1四半期に8店舗閉店して利益構造を見直したことが利益に大きく貢献した。今期は、20店舗の新規出店(増店18店舗)し、140店舗とする計画。売上高は227億円で前期比13・4%増、経常利益はほぼ横ばいの2億3000万円を見込んでいる。荒川社長は「今期は成長加速の年として、質にこだわった出店で200店舗体制にめどをつけたい」と話している。