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タイ候補地にアジア圏で調味料を生産へ  高橋商店    輸出用生産拠点に


 漬物、調味料製造の株式会社高橋商店(柳川市三橋町、高橋努武社長)は、2013年度中にタイを候補地にアジア圏で調味料の生産拠点を開設する。
 すでにユズゴショウを酢で溶いて液体化した調味料「YUZUSCO(ゆずすこ)」を欧米アジア10カ国の飲食店や小売店に卸しており、販路拡大と輸送コストや生産コストの削減を図り、輸出専用の生産拠点を設ける。将来的には海外事業を同社売上高の10%を占める事業に拡大する考え。ゆずすこの国内販売価格は525円(税込み)で、年間1億5千万円(2012年2月期)を売り上げている。
 高橋社長は「現時点で海外の飲食店から、ゆずすこへの問い合わせは多いが、輸送コストなどで販売価格が高騰してしまう。適正価格で販売できるよう、生産体制を確立したい」と話している。
 同社は1960年12月設立。資本金15百万円。出先は有明漬本舗工場直売店、岩田屋本店、岩田屋久留米店、トキハ本店、柳川本店、西鉄柳川駅前店。従業員は60人。高橋社長は柳川市出身、67年2月10日生まれの45歳、オクラホマシティ大学大学院(米国)経営学修士号マーケティング専攻、趣味は旅行、温泉。