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ソリューション事業の減少で7・0%の減収  西部電気工業    完成工事高の減少でで減益


 情報通信設備建設業・西部電気工業株式会社(福岡市博多区博多駅東3丁目、宮川一巳社長)の2012年3月期連結決算は、完成工事高が前期比7・0%減の501億51百万円、経常利益が8・7%減の11億43百万円で減収減益だった。単体でも完成工事高が408億95百万円(7・2%減)、経常利益が7億48百万円(17・7%減)の減収減益だった。
 情報通信分野ではIP化の進展、スマートフォン・タブレット型情報端末の急速な普及、ICT利活用の推進などサービス・技術の多様化・高度化が進み、主要事業である情報通信工事業は増加したが、ソリューション事業の受注高および完成工事高が減少したことなどから減収となった。損益面でも各種業務改善施策の展開などで工事原価率は改善したものの完成工事高の減少により減益だった。
今期は既存事業での収益確保と中核ビジネスの積極展開、グループ会社との連携強化などで、完成工事高が510億円(0・3%増)、経常利益が12億円(4・9%増)の増収増益を見込んでいる。